ライブでゴーゴースタッフブログをご覧の皆さん、こんにちは! 現役チャットレディです。
「この人苦手なタイプだなぁ」「この人とは関わりたくないな」と、感じる相手は必ず出てくるもの。日常生活では出来るだけ避ける等の手段をとることができます。
でも、それがライブチャットのお客様だった場合はどうでしょうか。店舗での接客ではなくインターネット上での接客なので、同僚やスタッフさんにその場でヘルプを頼むといったこともできません。
お客様がチャットに入室出来ないように拒否リストに入れる、ということは、システム上は可能です。しかしそんなことばかりしていては稼ぎにも響いてきます。最悪の場合の手段と考えたほうが良いでしょう。
嫌だなぁと感じるお客様と上手く向き合い、きちんと接客していくことができればベスト!ですね!
というわけで、二本立てでお届けしている接客ノウハウ「嫌だなぁと感じるお客様と向き合う方法」。後編でございます!
ライブチャットとは何なのだろうか?
前編では、嫌だなぁと感じるお客様がいらした際、どうしているのか・どういう接客態度で挑んでいるのか、お話ししました。
まだご覧になっていない方は、ぜひチェックしてみてくださいね★
後編では、嫌だなぁと感じるお客様にも良い接客・良いサービスを提供し続けていくため、
・そもそもノンアダルトのライブチャットって何なのだろう?どんなところなのか?
・お客様にとって、ライブチャット・チャットレディって何なの?
といったことについて考えながら、上手く接客する方法をご紹介いたします。
イライラしない・嫌な気持ちにならない方法
どのように対応するとスムーズに時間が過ぎるのか、前編にてご説明しました。ニコニコした笑顔を絶やさないようにする、言葉を選ぶ、自分の意見を言うのではなくて相手が欲しがっている返事をする、といった対応が重要です。
しかし、多くの方は思うでしょう。
なんで自分の本心を出してはいけないの?
同じ人間同士なのに不公平じゃない?
私はそんなバカではないのにバカを演じないといけないの?
ハイ。そうですね。これが普通の友達相手であればごもっとも。
でも、私たちはチャットレディなのです。相手は友達ではなくてお客様です。しかし私たちも人間なので、時にイライラしたり嫌な気持ちにはなってしまいます。
どのような気の持ちようで居れば、イライラしないのでしょうか? お話ししたいと思います!
そもそも対等な立場ではない
先ほどお伝えしたように、私たちチャットレディとお客様は友達ではありません。お客様は私たちとお話するために料金を支払っておられます。そして私たちは報酬を頂きます。
ですので、同じ人間同士ではあるのですが、同じ立場・対等な立場ではないので、不公平で当たり前。その不公平を背負う代わりに、報酬というお金を頂いているのです。
このことを理解していないチャットレディさん、長くチャットレディをすることで忘れてしまうチャットレディさんは、だんだんお客様が来なくなり売れなくなってしまいます。
私たちは常に、1分いくらの時間を売っています。私たちと過ごして頂く時間に、その価値・金額が見合うと思って頂けなければ、客足は遠のきます。常に、自分にはその価値があるのか?を、追及しなければなりません。
ですので、自分の本心を出さない、バカを演じる、等がお客様にとって良いであろうと判断した場合は、そうするべきなのです。もちろん、友達のようなノリでワイワイお話しできるお客様(もちろんそれを喜んでくださるお客様)には、素の自分をさらけ出してもOKですよ☆
チャットレディはパフォーマー
ライブでゴーゴーでは、チャットレディの事をパフォ(パフォーマー)と呼びます。私は実はこの呼び方が大好きです。
パフォーマーとは、役者という意味です。そう、私たちはチャットレディという名の、お客様にとって都合の良い話し相手の女性という役を演じている役者なんです!
そう思うとどうでしょう? 台本は無くて全てアドリブではありますが、役を演じてギャラをもらっていると考えるならば、素の自分を出さないのは当たり前です。
お客様に喜んでいただければ、チケット代(=チャット代)の価値がある女優。
色々なタイプのお客様を相手にすることができる、誰でもドンと来い!のチャットレディを演じられれば、待機が少ない引っ張りだこの名女優!
自分はチャットレディを演じているパフォーマーなんだ、そう思えば意外とすんなり気持ちが落ち着くのではないかな?と思います。
お客様に大満足の時間を過ごして頂き、気持ちよくチャット終了していただく、そしてお礼のメールはカーテンコールのようなもの。
昔、P.A(プライベートアクトレス)という漫画・漫画原作の実写ドラマがありましたが、近いものがあるなぁと感じます。
楽しくないお話にも対応する方法
時にお客様は、仕事や社会・恋人に対する愚痴、暗いネガティブな話題を延々ず~っとお話される時があります。
どうしてこんな愚痴を聞かされないといけないの?
もっと楽しい話をしたほうが良いじゃない!
愚痴があるなら文句を言いたい人に言わないと伝わらないよ!
暗い話なんて湿っぽくなっちゃう!
と、思うかもしれません。楽しくないから嫌だだけではなく、こんなことにチャット代を支払っていいの?と、不安になる方もおられるかもしれません。
でも、実はそれでオッケーなんです。
ライブチャットは、お客様が匿名で誰かに聞いてほしいけど誰に話したら良いのかわからない話を、聞いてもらえる場!なのです。
王様の耳はロバの耳
皆さん、王様の耳はロバの耳というイソップ寓話をご存じでしょうか?
王様の耳がロバの耳である、と知った理髪屋さん。口止めをされたけど誰かに言いたくてたまらないので、困ってしまって森の中に穴を掘り、その穴に向かって「王様の耳はロバの耳」と叫んで埋めた。
冒頭はこういうお話なのですが、チャットレディという職業は、この寓話の中の森の中の穴のようなモノだと私は思います。
ライブチャットとは、お金を払うことで、普段言いたくて言えない愚痴が言える場所・誰かに聞いてほしい話が匿名で話せる場所・溜まったうっぷんを晴らすことが出来る場所。まさに森の中の穴、だと思います。
漫画原作の実写ドラマ「凪のお暇」という作品で、スナックで働く主人公が「お客さんが愚痴ばかり言ってくる」と彼氏に言うと、彼氏がこう答えます。
「こういう店って、溜まったもんをぶちまける場所でもあるんだよ」
「もてなす側のやさしさで回っている」
これはその通り!!と、感じました☆
もちろん、楽しいお話をされるお客様も多いですが、たまに何でこんな楽しくない話をするんだろう?というお客様もおられます。
でもそれは、話す相手が居ない、でもどうしても話したい! だからお金を払ってでも、お話にいらしているのです。
安心してお客様がお話しできるように、そして溜まったうっぷんを晴らしてまた明日から頑張って日常を過ごせるように、森の中の穴になりきりましょう!
インターネット上のカウンセラー
時にお客様は、相談事や重たい話をされたり、変わった悩みを打ち明けられたりすることもあります。仕事で失敗してしまって落ち込んでいる時に、チャットにいらっしゃることもあります。
これはこれでネガティブな話題なので、暗い雰囲気になりますし、嫌だなぁと感じる方もおられるでしょう。
ライブチャットのお客様の年齢は幅広く、20代~70代まで私は接客経験があります。
多くのお客様は年上の男性になるため、まだ自分が経験したことが無い内容だったりアドバイスが浮かばないような難しい内容も出てきます。こういう時、どうしたらいいのでしょうか?
私たちが出来ることは、お話をきちんと聞いてあげる事。そうなんだ、うんうんと相槌を入れながら、最後まで遮らずに聞く事。もしアドバイスできる提案があればアドバイスしても良いですし、無かったときは大変でしたね・頑張りましたね、と声をかけてあげるだけで問題ナシ。
こんなとき、まるで、私たちはインターネット上のカウンセラーのようなものだなぁと感じます。
現実のカウンセラーさんは勉強をされて専門的な知識はありますが、私たちチャットレディはそうではないので、良いアドバイスが出来なくて当たり前。お客様も本当に心の底からアドバイスが欲しいならば、専門知識のある方にお話をされるはずです。
私たちを選んでいるということは、単にお話を聞いてほしい、最後まで遮らないで打ち明けたい、それだけなのです。
重たい話、変わった悩み、ちょっとどうしたらいいか分からない相談事。対応に困ることもあるでしょう。
でも! 気負う必要はありません!
お話を聞いてあげる、それだけで十分なのです☆
お客様はいつまでも凹んでいるわけではありません。出会いは悩みの打ち明け話で暗かったとしても、お客様が元気になった時にはバカ話をしてゲラゲラ笑い合うような、楽しいチャットを過ごす仲になることもあります。そういう例をたくさん経験してきました。
嫌だなぁと感じるお客様がずっと嫌だなぁのまま、ということは少ないですよ!
以上、「嫌だなぁと感じるお客様と向き合う方法」いかがでしたでしょうか?
いつもニコニコ笑顔な元気娘!
時に、気配り上手な気が利く子!
ネガティブな話でもドンと来い、頼れる子!
その正体は!?
ライブでゴーゴーのチャットレディー!
いろんな一面を持った、いろんな役を演じられる、名女優パフォーマー!
さあ、今日はどんな役が回ってくるかな? そう思うとちょっと、ワクワクしませんか?
一緒にインターネットという世界中に開いた大舞台で羽ばたきましょう☆